ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)を飼っていると、一度は憧れるのが模様のない「パターンレス」な品種。その代表格とも言えるのが、1995年に登場した歴史ある品種「ブリザード」です。
名前の響きからは「冷たい雪」のような印象を受けますが、実は飼えば飼うほど深みが出る、とても温かみのあるモルフなんですよ。今回は、わが家の自慢の美形ブリザードの話を交えながら、その特徴や飼育のコツを詳しくお伝えします。
【うちの子自慢】ほんのりピンクで紫がかった「透明感」

「ブリザード=真っ白」と思っている方も多いですが、実は個体差が激しいのがこの品種の面白いところです。白一色の子もいれば、少し黄色がかる子、グレーに近い子もいます。
そんな中で、わが家のブリザードは、光の当たり方でほんのりピンクや淡い紫色に見えるんです。
これは皮膚の透明感が高いために、下の血管が薄く透けて見えるからだと思われます。まるで桜の花びらや、高級な陶器のような質感で、ずっと見ていても本当に飽きません。
顔つきは、鼻筋が通った「シュッ」とした美形。
そこに、吸い込まれそうなほど大きな「真っ黒な瞳(ソリッドアイ)」が乗っています。この「クールな顔立ち×クリクリの黒目」のギャップが、ブリザードの最大のチャームポイントですね。
ブリザードの目が黒くなりやすい理由

レオパには「エクリプス」という目が黒くなる遺伝子がありますが、ブリザードはそれとは関係なく、ランダムに目が黒くなることが知られています。
- ソリッドアイ(フルブラック): 全て真っ黒な瞳。
- スネークアイ: 半分くらい黒い瞳。
わが家の子のように、綺麗な真っ黒な目が出るかどうかは「運」のような部分もありますが、ショップで探すときはぜひ目に注目してみてください。黒目なだけで、表情がぐっと幼くなって可愛さが増しますよ!
性格は「ツンデレ」?よく聞く噂の真相
ネットや飼育本では、ブリザードは「性格がキツい」「神経質で攻撃的」なんて書かれているのをよく見かけます。これから飼おうとしている方は少し不安になりますよね。
実体験から言うと、確かにベビーの頃は「元気すぎる暴れん坊」な一面があります。手を近づけるとバタバタと逃げたり、時には威嚇したりすることも。
でも、安心してください。毎日お世話をして、アダルト(大人)になるにつれて、少しずつ落ち着いてくる個体がほとんどです。
むしろ、その「媚びないクールな性格」が、シュッとした顔立ちにぴったり合っていて、たまに手に乗ってくれた時の感動は、他の大人しい品種の倍以上です(笑)。
綺麗な色を保つために「温度」が超重要な理由
ここがブリザード飼育の最大のポイントです。
ブリザードのあの「ピンクや紫っぽいきれいな色」を維持するには、しっかりとした温度管理が欠かせません。
実はブリザードには、周囲の環境や体温によって色が変わる「生理的な色の変化」があります。
- 温度が低いと: 全体的に黒ずんでグレーっぽく、どんよりした色(くすみ)になります。
- 温度が適切だと: 血色がよくなり、本来の透明感のある白やピンク色が出てきます。
「うちの子、最近色が暗いな?」と思ったら、まずはケージ内の温度を疑ってみてください。パネルヒーターだけでなく、空気を温める保温器具を併用して、28度〜32度程度の「ぽかぽか環境」を作ってあげることが、美しさを引き出す秘訣です。
ブリザードとよく似た品種との違い
ショップで迷いやすい、よく似た白系品種との違いもまとめておきますね。
- ブレイジングブリザード:ブリザードに「アルビノ」が加わった品種。目は黒くならず、少し赤みがかった葡萄色や、薄い色になります。
- マックスノーブリザード:「マックスノー」が加わることで、黄色みが抑えられ、より「真っ白」に近い色になりやすいのが特徴です。
わが家の子のような「ブリザード(単体)」は、これらの中間のような、生体ならではの温かみのある透明感が一番の魅力だと思っています。
最後に
模様がないシンプルなブリザードは、レオパ飼育の奥深さを教えてくれる素晴らしい品種です。
真っ黒な瞳に見つめられながら、その日ごとに微妙に変わる色合いを楽しむ時間は、飼い主にしか味わえない至福のひととき。
もしショップで「シュッとした顔立ちの、ちょっとピンクがかった子」に出会ったら、それは運命かもしれません。ぜひ、あなただけの「雪の妖精」をお迎えして、その魅力を体感してみてくださいね。




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