PR

【緊急解説】カエルの体や足が赤い?「レッドレッグ症候群」の危険なサインと、命を守る正しい対処法

イエアメガエル その他

ふと水槽を覗いたとき、「あれ?なんだか足やお腹がいつもより赤い気がする…」とドキッとしたことはないでしょうか。 カエルは環境によって体色を変える生き物ですが、その赤みは、カエル飼育者が最も恐れる病気の一つ、「レッドレッグ症候群(赤足病)」のサインかもしれません。

この病気は進行が早く、放置すると命に関わります。正しい知識を持って、現状を冷静に判断し、適切な対応をとることが愛ガエルの命を救います。

今回は、なぜこの病気が怖いのか、どう見分けるのか、そしてどう対処すべきかを、調べてみました。

これって病気?

イエアメガエル
我が家のイエアメちゃん。冬の温度管理に悩みながら観察していた時の様子です。よく見るとうっすら赤いような気もして、不安がよぎった瞬間でした。

実は、この記事を書こうと思ったきっかけは、我が家のイエアメちゃんの変化でした。 今は冬真っ只中。パネルヒーターやエアコンを駆使していても、カエルにとって理想的な温度を一定に保つのは本当に難しいですよね。

ある日、ふとお腹を見ると「なんだか赤い…?」と手が止まりました。 「ただの生理現象かな?」「それとも、寒さで免疫が落ちて病気になりかけているの?」

悩んでいても始まらないと思い、今回改めてレッドレッグ症候群について徹底的に調べ直しました。

なぜ「たかが皮膚の赤み」が命取りになるのか?

まず、最も重要なことをお伝えします。 人間にとっての「肌荒れ」と、両生類にとっての「皮膚の炎症」は、深刻度が全く違います。 両生類にとって、皮膚のトラブルは全身の機能不全に直結する「緊急事態」なのです。

その理由は、両生類特有の体の仕組みにあります。

  • 皮膚で「呼吸」をしている
    カエルやウーパールーパーなどの両生類は、肺だけでなく皮膚でも呼吸を行っています。皮膚が炎症を起こすと、呼吸ができず酸素を取り込めなくなります。
  • 皮膚で「水分調節」をしている
    水を飲むのではなく、皮膚から水分を吸収・排出して体液のバランスを保っています。皮膚がダメージを受けると、この調整機能が壊れ、脱水やむくみを引き起こします。
  • 全身に菌が回りやすい
    皮膚のバリア機能が壊れると、そこから侵入した細菌があっという間に全身に回り、敗血症(細菌が血液に乗って全身を巡る状態)を引き起こします。体が小さい両生類は、菌が回るスピードも非常に早いため、時間との勝負になります。

つまり、レッドレッグ症候群は単なる肌荒れではなく、「呼吸不全」や「多臓器不全」の一歩手前の状態なのです。

【セルフチェック】その症状、レッドレッグかも?

愛ガエルの様子を観察し、以下のポイントをチェックしてみてください。

⚠️ 共通の危険サイン

  • 皮膚の変色:太ももの内側、お腹、喉元が赤紫色になっていませんか?
  • 皮膚の異常:皮膚が剥がれていたり、潰瘍(穴が開いたような傷)ができていませんか?
  • 行動の変化:食欲がない、ぐったりして動かない、あるいはバランスが取れずにひっくり返ることはありませんか?

🐸 種類別の注意点

【ツノガエル(クランウェルなど)の場合】
ツノガエルは体が大きく皮膚が厚いため、他のカエルに比べて赤みが目立ちにくい場合があります。 「色は変わらないけど、急に餌を食べなくなった」「動かない」という場合も、この病気を疑う必要があります。

【イエアメガエルなどの樹上性カエルの場合】
赤みや腫れが比較的はっきりと現れます。 特に注意したいのが「お腹の張り(むくみ)」です。

お腹が赤く腫れ、食欲がなく、たまにひっくり返ってしまうイエアメガエルがいて、検査の結果、お腹に大量の液体が溜まっており、自身の排泄物(アンモニア)による中毒で内臓や皮膚にダメージを受けていたといった症例もあるようです。

原因はなに?飼育環境を見直そう

レッドレッグ症候群の主な原因は、エロモナス菌などの細菌感染です。 しかし、菌はどこにでもいます。カエルが弱ったタイミングで感染・発症してしまうのです。

主な引き金(トリガー)は以下の3つです。

  1. 不衛生な環境
    これが最大の原因です。水換え不足や床材の汚れにより、アンモニアなどの毒素が発生し、カエルの免疫を奪います。
  2. ストレス
    不適切な温度・湿度、触りすぎ、お迎え直後の環境変化など。
  3. 外傷
    ケージ内の突起物などでできた小さな傷からの感染。

「怪しい」と思った時の対処法と治療

もし症状に当てはまる場合、どうすればよいのでしょうか。

すぐに動物病院へ

全身状態が悪化している(お腹が張っている、ぐったりしている)場合は、迷わず両生類を診られる獣医師に相談してください。

病院では、抗生物質の内服や、カエルの体液に近い成分(リンゲル液など)を使った薬浴など、専門的な治療が行われます。自己判断で様子を見ている間に手遅れになるケースも少なくありません。

飼育環境の「隔離」と「清掃」

多頭飼育をしている場合は、他のカエルに感染るのを防ぐため、すぐに隔離してください。 そして、原因となっている細菌や汚れを取り除くため、飼育ケースを徹底的に洗い、水はカルキ抜きした清潔なものに全交換します。

自宅での応急処置

すぐに病院へ行けない場合や、ごく初期の段階では、以下のケアが知られています。ただし、やり方を間違えると悪化するため、慎重に行ってください。

  • イソジン浴(消毒)
    • イソジン(うがい薬)を水で薄め、1〜2滴垂らして「薄い紅茶色」にした水に数分間浸けます。
    • その後、必ず真水で洗い流してください。
    • 注意:濃度が濃すぎると皮膚が焼けただれてしまいます!
  • 塩浴(代謝促進・殺菌)
    • 0.1〜0.3%の食塩水(1リットルの水に1〜3gの塩)を作り、5〜10分程度浸けます。
    • 注意:濃すぎる塩水や長時間の入浴は、逆に脱水を引き起こします。頻度は1日1回が目安です。

予防こそ最大の治療

レッドレッグ症候群は怖い病気ですが、飼育環境さえ整っていれば予防できる病気でもあります。

  • 水と床材は常に清潔に。アンモニア中毒を防ぎましょう。
  • 温度(25〜30℃)と湿度(60〜80%)をキープし、ストレスを減らしましょう。
  • お迎え直後や季節の変わり目は、特によく観察しましょう。

小さな変化を見逃さないことが、ごきげんなカエルライフを守る鍵です。 「おかしいな?」と思ったら、楽観視せずに早めの行動を心がけましょう!

リクガメ
リクガメ

ボクも塩浴してもらったことあるよ!アメちゃんもやってもらうといいかもね!


※この記事は情報提供を目的としています。ペットの体調に異変を感じた場合は、速やかに獣医師の診断を受けてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました