最近、夜になると部屋の片隅から「ピーピー…」といった、なんとも可愛らしい、でもちょっと不思議な音が聞こえてくるようになったんです。最初は時計の電子音がバグって鳴っているのか、それとも外から小さな鳥の雛の声でも紛れ込んできたのかと首をかしげていたのですが、音のする方をじっと見つめて納得しました。なんと、飼っているグミガエル(フライシュマンアマガエルモドキ)が一生懸命に鳴いていたのです。
あの透き通った小さな体から、こんなに愛嬌のある声が出るなんて想像もしていなかったので、初めて聞いたときは本当に感動してしまいました。カエルの鳴き声といえば「ケロケロ」という大音量をイメージしがちですよね。今回は、そんなグミガエルが鳴く理由や、実際にその声を自宅で楽しむためのちょっとしたコツを、私の体験を交えながらお話ししていきたいと思います。
グミガエル(フライシュマンアマガエルモドキ)ってどんなカエル?
ネットの画像で見るだけでも十分に可愛いグミガエルですが、実際に一緒に暮らしてみると、その小さな体にはたくさんの魅力が詰まっていることに気づかされます。まずは、私が日々の中で「本当に綺麗だな」「飼いやすくて助かるな」と感じている、グミガエルならではの特徴についてお伝えしますね。
まるで本物のグミ!透き通るグリーンの魅力
正式名称は「フライシュマンアマガエルモドキ」という長い名前なのですが、愛好家の間ではその見た目から「グミガエル」の愛称で親しまれています。その名の通り、体はまるでお菓子のグミのように綺麗な黄緑色をしていて、驚くべきことに葉っぱの上に乗ると後ろの景色がうっすら透けて見えるほど透明感があるのです。
お腹側にいたっては完全にスケスケで、内臓や小さな心臓が動いているのが見えてしまうほど。この神秘的でフィギュアのような可愛らしさが、多くの人を一瞬で虜にしています。
体長はどれくらい?お部屋で飼いやすいミニサイズ
見た目の美しさもさることながら、お部屋でお迎えしやすい理由がそのサイズ感にあります。大人のカエルになっても、大きさはだいたい2センチから3センチほどしかありません。人間の親指の先に乗ってしまうくらいのミニチュアサイズなので、大きくて立派な飼育ケージを部屋にドーンと構える必要がないのが嬉しいポイントです。
机の上のちょっとしたスペースに小さなケースを置いて、その中でちょこんと葉っぱに捕まっている姿を眺めるだけでも、日々の疲れがすっと癒されていくのを感じられます。
夜行性だからこそ、夜のひとときに癒しをくれる
グミガエルは基本的に夜行性の生き物です。お昼間はケージの中の観葉植物の葉っぱの裏などに、体をぴったりと張り付けて、まるで眠ったようにじっとしています。それが夜になって部屋の明かりを少し落すと、待っていましたと言わんばかりにゆっくりと動き始めます。
大きな黒目がちの目をパチッと開けて、小さな手足でペタベタとガラス面を移動する姿は、胸キュン。そして、まさにこの夜の時間帯こそが、今回ご紹介したい「鳴き声」に出会える特別なチャンスなのです。
グミガエルが鳴くのはなぜ?その理由とわが家の体験談

カエルを飼っていても、その鳴き声を自宅で生で聴ける機会はそれほど多くありません。だからこそ、初めて部屋でその声が響いたときは宝物を見つけたような気分になりました。ここでは、グミガエルが声を出す理由と、実際に私が目の当たりにした愛らしい姿について語らせてください。
鳴くのは男の子だけ!彼らが声を出す本当の理由
実は、グミガエルなら誰でも鳴くというわけではありません。調べてみて分かったのですが、一生懸命に声を響かせているのは、「オスのグミガエル」だけなのです。カエルが鳴く最大の理由は、メスに向かって「僕はここにいるよ、格好いいでしょう!」と自分をアピールするための求愛行動です。
買ったときは性別が不明でしたが、これでオスだということが分かりました!ここでメスを買って一緒にしたら卵を産むのかな~なんて思ったりもしましたが、たいていグミガエルって性別不明で売ってますよね。
グミガエルを一匹買おうと思うと結構高いので、簡単には買えないところがネックです。
鳥のようでもあり虫のようでもある「ピーピー」という高音
私が初めてその声を耳にしたとき、一番驚いたのがその音色でした。カエル特有の濁った音ではまったくなく、まるで小さな鳥の雛が身を寄せ合ってさえずっているような、あるいは秋の夜長に鳴く虫のような、とても高くて透き通った「ピーピー」という音が部屋に響いたからです。
最初はてっきりレオパに入れてるコオロギが鳴いてるのかと思いました。まさか目の前の小さなカエルが主だとは夢にも思いませんでした。
あごの下をぷっくり!鳴くときの健気で可愛いポーズ
グミガエルが鳴くときは、見た目にもとっても分かりやすい特徴があります。声を出す瞬間に、あごの下にある皮膚を風船のようにぷっくりと丸く膨らませるのです。ただでさえ小さな体が、あごの下を一生懸命に膨らませることでさらに丸っこくなり、一生懸命に自己アピールしている姿は健気そのものです。
透明な体なので、喉を膨らませて空気を送り込んでいる様子がよく見えて、時間を忘れてじっと見入ってしまいます。
あなたもグミガエルとの癒やしの生活、始めてみませんか?
これほど見た目も声も可愛い生き物なら、自分も部屋に迎えてみたいと思う方もきっと多いはずです。一見するとデリケートそうに見えるグミガエルですが、基本のポイントさえ押さえれば、初心者でも楽しくお世話をすることができます。
初めてでも安心!飼育に必要な基本のセット
グミガエルは見た目の繊細さに反して、ポイントさえ押さえれば初心者でも十分に飼育を楽しめるカエルです。必要なものは、通気性の良い小さめのプラスチックケースかガラスケージ、および彼らが落ち着いて止まれるような観葉植物と、床に敷く湿ったソイルやヤシガラマットです。
あとは毎日1〜2回、壁面や葉っぱにしっかりと霧吹きをして水分補給をさせてあげるだけ。お部屋の温度を22度から26度くらいに保ってあげればOKですよ。
ご飯はどうする?小さなカエルならではの餌事情
ペットとして迎える際、一番気になるのがご飯ですよね。グミガエルは体が非常に小さなカエルなので、食べる餌もそれに応じたミニサイズのものを用意することになります。基本的には、ペットショップなどで簡単に手に入るショウジョウバエや、生まれたばかりの非常に小さなコオロギを生きたまま与えます。
虫が少し苦手という方でも、最近の飼育ケースはピンセットでサッと中に入れられる工夫がされているので、慣れてしまえばそれほど難しくありません。パクッと上手に小さな口で捕まえる瞬間は、野生のたくましさを感じられて、見ているだけでワクワクしますよ。
どこで出会える?お迎えする際のおすすめの選び方
グミガエルをお迎えしたいと思ったら、両生類や爬虫類を豊富に扱っている専門のペットショップを覗いてみるか、全国各地で開催されている生き物マルシェなどのイベントに足を運んでみるのが一番の近道です。お店で選ぶときのコツは、葉っぱにしっかりと手足を突っ張って、体がペタッと潰れていない元気な個体を選ぶことです。
また、もし絶対に鳴き声が聴きたいという場合は、すでにお店で鳴いている実績のあるオスの個体を探していると店員さんに相談してみるのも手です。
まとめ
わが家の部屋に響いた小さな音は、グミガエルが届けてくれた日常の小さな癒やしでした。子供たちが寝静まった後暗い部屋で、鳥や虫を思わせる愛らしい「ピーピー」という声を聴きながら、あごの下をぷっくり膨らませる姿を眺めていると、なんてかわいいグミガエルちゃんなんだろうと癒されます。
見た目が美しいだけでなく、声や仕草でも私たちを癒やしてくれるグミガエル。興味がある方はぜひ飼ってみてくださいね。

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