レオパ(ヒョウモントカゲモドキ)は、つぶらな瞳とぷっくりした尻尾が魅力的な、ペットとして大人気のトカゲです。でも、どうして「レオパ」って呼ばれるのか、不思議に思ったことはありませんか?
この記事では、「レオパ」という名前の由来や、ヒョウのような模様(ヒョウモン柄)に隠された秘密を、子どもから大人まで誰にでもわかるようにやさしく解説します。
レオパの名前の由来

まずは、レオパの名前の由来を見ていきましょう。
ヒョウモントカゲモドキとは?
レオパの本当の名前は「ヒョウモントカゲモドキ」です。この長い名前には、レオパの特徴がそのまま表されています。
- ヒョウモン:ヒョウという動物の斑点模様(まだらもよう)にそっくりなことから、この名前がついています。レオパの体には、このヒョウのまだら模様に似た、とてもきれいな柄があります。
- トカゲモドキ:見た目はトカゲによく似ていますが、実はトカゲとは少し違う仲間なので、「トカゲもどき」という名前がつけられました。トカゲとは違って、まぶたをパチパチと動かすことができるのが大きな特徴です。
正式な学名は「Eublepharis macularius(ユーブレファリス・マクラリウス)」といいます。
「レオパ」の愛称の由来
「レオパード(Leopard)」という言葉は、英語で「ヒョウ」という意味です。
ヒョウモントカゲモドキは、ヒョウに似た模様を持っていることから、英語名の一部をとって「レオパ」という愛称で呼ばれるようになりました。
「ヒョウモントカゲモドキ」と長い名前を呼ぶよりも、「レオパ」と呼ぶほうが短くて言いやすく、みんなに親しまれるようになったんですね。たくさんの人がSNS(エスエヌエス)などで「#レオパ」と投稿するほど、今ではすっかり定着した呼び名です。
ヒョウモン柄にはどんな意味がある?

レオパの体にあるヒョウの斑点のような模様は、ただきれいなだけではありません。野生で暮らすレオパにとっては、とても大切な役割を持っています。
保護色で身を守る
レオパの故郷(こきょう)であるアフガニスタンやパキスタン、インドなどの乾燥した地域(ちいき)には、ゴツゴツした岩や砂がたくさんあります。レオパのヒョウモン柄は、この岩や砂の色にそっくりで、周りの景色に溶け込むことができます。
これを保護色(ほごしょく)と呼びます。保護色のおかげで、タカやヘビなどの天敵に見つかりにくくなり、身を守ることができるのです。
唯一無二の模様
レオパの模様は、1匹1匹すべて違います。ヒョウモン柄の大きさや形、色の濃(こ)さ、全身のバランスなど、同じ模様を持つレオパは2匹といません。まるで人間の指紋(しもん)のようなものです。
最近では、この模様や色の違いを活かして、いろいろな種類のレオパが誕生しています。これをモルフと呼びます。アルビノのように色素が薄い種類や、全身が真っ黒な種類など、個性豊かなモルフがたくさんいます。
レオパの愛称を知るともっと親しみやすい

ペットとして飼っているレオパを、長い正式な名前ではなく、「レオパ」と呼ぶことで、より身近な存在に感じられます。
レオパの名前の由来や、模様に隠された意味を知っていると、ただかわいいだけでなく、レオパという生き物のことを深く理解できるようになります。そうすることで、毎日のお世話(せわ)がもっと楽しくなり、レオパへの愛着(あいちゃく)がますますわいてくるはずです。
まとめ

- レオパは、ヒョウモントカゲモドキの愛称で、「ヒョウの模様を持つトカゲ」が由来です。
- 愛称の「レオパ」は、英語で「ヒョウ」を意味するLeopard(レオパード)からきています。
- ヒョウモン柄は、野生で身を守るための保護色という役割があります。
- 1匹ずつ違う模様を持つことから、たくさんのモルフが生まれています。
- 名前や模様の意味を知ることで、レオパがもっと好きになります。
レオパの名前の秘密、わかったかな? これからレオパを見るときは、ぜひその模様にも注目してみてくださいね。
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