みんなの小さなアイドル、グミガエル!プルプルしていて、宝石みたいでかわいいですよね。
でも、グミガエルを飼うときに、ちょっぴり困るのが「エサやり」かもしれません。
- 「グミガエルの口がちっちゃすぎて、エサが大きすぎちゃう!」
- 「エサの虫が、お部屋の中をブーン!と飛んで逃げちゃうのがイヤだ…」
こんなふうに、エサのことで悩んでいる方に朗報があります!
✅ 解決策はこれ!「フライトレスショウジョウバエ」の登場
グミガエルにピッタリで、飼い主さんの困ったことを全部解決してくれる、魔法みたいなエサがあるんです。それが、「フライトレスショウジョウバエ」です!
「フライトレス(Flightless)」というのは、『飛べない』という意味。このハエは、羽があっても、お空を飛んで逃げ出すことができません!
| 理想的な理由 | 例えるなら… |
| ちょうどいいサイズ | グミガエルの一口サイズのゼリーみたい! |
| 栄養たっぷり | カエルのための栄養ドリンクをかけたみたい! |
| 逃げない | お部屋のあちこちを飛び回る心配がゼロ! |
この記事を読んで、グミガエルをモリモリ元気に育ててあげましょう!
フライトレスショウジョウバエはどんなハエ?
ここでは、この不思議な「飛ばないハエ」が、なぜグミガエルにこんなに都合がいいのかを詳しく見ていくよ。フライトレスハエのすごい秘密を知ろう!
「フライトレス」ってどういうこと?
フライトレス(Flightless)は「飛べない」という意味です。
このハエには羽がちゃんと生えているのに、羽を動かすためのモーター(筋肉)が動かなくなっている特別なハエなんです。生まれつき、飛べないように改良されています。
だから、おうちでエサとしてフタを開けても、空を飛んでお部屋に逃げ出す心配がありません! 飼い主さんにとって、これが一番安心で、うれしいポイントです。
グミガエルにピッタリのサイズ感!
フライトレスショウジョウバエには、カエルの成長に合わせて選べる大きさの違う2つの種類がいます。カエルの成長に合わせて使い分けてあげましょう。
| 種類 | 呼び方 | 大きさ(体長) | 誰にピッタリ? |
| キイロショウジョウバエ | ちっちゃいフライトレスハエ | 約2ミリメートル | 赤ちゃんや小さなグミガエル |
| トリニドショウジョウバエ | ちょっと大きいフライトレスハエ | 約3〜4ミリメートル | 大人のモリモリ食べるグミガエル |
グミガエルの口は小さいので、このハエはちょうど一口サイズ。パクッと食べやすいんです。
エサとして最強な「動く」のが特徴
フライトレスショウジョウバエは飛べませんが、地面の上をちょこまかと元気に歩き回ります。
カエルは、じっとしているものにはあまり興味を示しません。でも、目の前でエサが動くと、「あ!エサだ!」と気づいて、ペロッと舌を伸ばして捕まえます。
この動きが、グミガエルが狩りの練習をしながら楽しくご飯を食べられる、大切なポイントです。
フライトレスショウジョウバエは、ペットショップやネットでも購入できるよ!
グミガエルを元気にする「フライトレスハエ」の栄養のあげ方
フライトレスハエは最高のメインディッシュだけど、栄養を完璧にするためには「ふりかけ」が必要だよ!カエルを病気にさせないための、大切な栄養のルールを学ぼう。
ハエだけじゃダメ?「エサのふりかけ」のヒミツ
グミガエルが丈夫な骨や体を作るためには、人間と同じで「カルシウム」という栄養が絶対に必要です。
しかし、フライトレスショウジョウバエには、このカルシウムが少し足りていません。
カルシウムがずっと足りないと、カエルは「クル病(くるびょう)」という病気になってしまいます。この病気になると、カエルの骨が曲がったり、弱くなったりして、元気にジャンプできなくなってしまいます。
だから、カエルを元気に、長く飼育するためには、エサに「カルシウムのふりかけ」をかけてあげることが、とっても大切なのです。
栄養満点にする「ダスティング」って何?
ハエにカルシウムなどの栄養の粉をまぶすことを、「ダスティング」といいます。これは、ハエをカエルのための栄養ドリンクに変身させる作業です!
- 用意するもの
爬虫類や両生類専用の、カルシウムとビタミンD3が入った粉(サプリメント)を使います。ビタミンD3がないと、カエルはカルシウムを体に取り込めません。
ダスティングのやり方(小学生でも簡単!)
- 小さな容器を用意: フタがきっちり閉まる小さなビンなどを用意します。
- ハエと粉を入れる: カエルにあげる分のハエと、白いダスティングパウダーを少し入れます。
- シャカシャカ!: フタを閉めて、やさしくシャカシャカと振ります。
- 完成: ハエの体に白い粉がうっすらとまぶされたらOKです。すぐにカエルにあげましょう!
エサのあげ方と量の「正しいルール」
栄養満点のハエを、カエルに正しくあげましょう。
- あげる量:
グミガエルが5分から10分くらいで、全部食べきれる量をあげましょう。 - ダスティングの頻度
エサをあげる日の3回に1回(たとえば週に2〜3回)は、必ずダスティングしたハエをあげましょう。
🏡 4. おうちで挑戦!「フライトレスハエ」を増やす方法
エサを毎回お店に買いに行かなくても大丈夫!フライトレスハエは、おうちで簡単に「増やせる」んです。コストもかからない、ハエを増やすための準備と手順を紹介します。
ハエを増やすのに必要なもの
フライトレスハエは、お店で買うだけでなく、おうちで培養して増やすことができます。こうすれば、ずっとエサに困りません!
- ① ハエのママとパパ(種親): 増やしたいフライトレスハエを少し用意するよ。
- ② 特別なご飯(培地/ばいち): ハエの赤ちゃんが育つための、ゼリーみたいな栄養ご飯。
- ③ ハエのおうち(容器): 蓋(ふた)があって、空気の穴が小さい透明なカップを使うよ。
培養にチャレンジ!簡単な手順
- まず、ハエのおうちに特別なご飯(培地)を入れる。
- 次に、ハエのママとパパをその中に入れる。
- あとは、温かくて静かな場所に置いて、ハエの赤ちゃんが生まれるのを待つだけ!
- 最適な温度は24℃〜26℃くらいです。
部屋の温度が低すぎると、ハエの成長が止まったり、死んでしまうことがあるので気をつけよう。
- 最適な温度は24℃〜26℃くらいです。
- ちっちゃいハエ(キイロ)は早く増え始めるけど、ちょっと大きいハエ(トリニド)は少し時間がかかるよ。
失敗しないための「カビとダニ」ストップ作戦
ハエを増やしていると、ときどきカビが生えたり、ダニという小さな虫がわいたりすることがあります。
- カビを防ぐ: ハエのご飯(培地)が古くなるとカビが生えやすいので、いつも新しいものを使ったり、容器を清潔にしたりしましょう。
- ダニを防ぐ: ダニは目に見えないくらい小さいですが、増えると大変です。増やす容器の周りをいつもきれいにして、ダニが他の場所から入ってこないように気をつけましょう。
まとめ
グミガエル飼育の最大の悩みだった「活餌(いきえ)」の問題は、フライトレスショウジョウバエを使えば完全に解決できます!
飛んで逃げない安心感と、グミガエルにぴったりのサイズ。さらに、カルシウムのダスティング(エサのふりかけ)を忘れずに行えば、カエルは骨も体も丈夫になり、モリモリ元気に育ちます。
この最強のエサを上手に活用して、グミガエルとの生活をより快適に、そしてもっと楽しいものにしてくださいね!



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